ポイトの特徴

2億個の微生物

ポイトの主役であるバイオ製剤(IMI Tera)には数種類の微生物(注1)が含まれています。微生物の大きさは幅0.7-0.8、長さ2-3マイクロメートル(0.001mm)でバイオ製剤1グラム中に約2億個生息しています。これらの微生物はBC材(Tera BallとTera Tube)と混じり合わされ、そして散水されることによって増殖を始めます。1時間後には約4倍の8億個に。24時間後には1.7×10の18乗個(千兆の1,700倍)に増えることになります。AN50(50kgタイプ)には最初500gのバイオ製剤が投入されますので、24時間後には850×10の18乗個(千兆の85万倍)の微生物がポイト内に生息していることになります(注2)。微生物はBC材の中で生息、増殖し、攪拌されることによってそこから飛び出し生ゴミを分解し始めます。これらの微生物は永久的に増殖を続けるわけではありません。寿命(3-4週間)で死滅するもの、排水とともに排出されるもの、あるいは生ゴミから発生する雑菌によって死滅させられるものなどがあり、定期的な補充が必要になってきます。

注1 )
これらの微生物はすべて特許生物寄託センター(NITE-IPOD)に寄託されています。
注2 )
これらの値は理論値であり、実際に計測した値ではありません。理想的な状態で増殖した場合の計算値です。

確実な分解と微粒子化を
実現する二層構造

ポイトには固相処理槽と液相処理槽のふたつの処理槽があります。固相処理槽では20分おきに攪拌シャフトが回転し、生ごみを攪拌します。この時一分間だけ散水が行われます。攪拌、散水されることにより微生物の活性化が図られ、生ゴミの分解が進みます。微粒子化された生ゴミは、固相処理槽底部に設置されたメッシュ板を通して、液相処理槽へ水とともに流れていきます。メッシュ板の穴より大きい生ごみは、固相処理槽に残り、分解が続けられます。増殖した微生物の一部も水とともに液相処理槽へ流れ込み、そこで再び生ゴミを分解・微粒子化し、最終的に水の中に溶かしていきます。

  • ポイトの外観

    ポイトの外観

  • 側面から見た二つの処理槽

    側面から見た二つの処理槽

  • 二つの処理槽の模式図

    二つの処理槽の模式図

ほとんどの生ゴミを
概ね24時間で

固相処理槽と液相処理槽の2つの処理槽で効率よく生ごみを消滅させるポイトにも分解、微細化に時間がかかる生ごみがあります。ごはんやパスタ類は短時間(2 ~ 5時間)で処理できますが、野菜や果物はそれより長く8 ~ 24時間くらいかかります。エビ・カニ類も同じくらいの処理時間ですが、甲羅などの固い物はより時間がかかる場合があります。また、繊維質の多いタマネギの皮やタケノコの皮などは20時間以上かかる場合があります。これらはポイトに投入する前に、小さく刻んでおくことによって、処理時間を短縮することができます。牛や豚などの大きな骨は分解できませんので、ポイトに投入する前に取り除くことが必要です。

処理時間の目安「ほとんどの生ゴミを概ね24時間で」